ヤマダ電機(9831) 2021Q1 好決算

ヤマダ電機(9831) の2021年3月期第1四半期の決算が8月7日に発表されましたが、実は売上が良いことは6月30日の日経新聞の山田会長へのインタビューで言及されていました。

――主力のテレビやエアコンなど大型家電の販売はどうですか。

「実はテレビやエアコンに限らず売れ行きが好調だ。要因は1人10万円を配る政府の特別定額給付金の効果だろう。(2011年に終了した)家電エコポイント制度に匹敵する勢いだ」

「まだ給付は完了しておらず、その後は事業者への大規模な補償も続く。21年3月期はこれらの政府支援の効果が期待できる。ただ、その先は分からない」

新型コロナ:「新常態」で家電は売れる? ヤマダ電機会長に聞く: 日本経済新聞

なお、「都市部は厳しく、郊外好調」のことで、郊外に強いケーズデンキともこの傾向はリンクしていますね。 ケーズデンキが依然好調、気づけば「1Q」は前年比121.6%の着地予想も - BCN+R

第2四半期も売上は好調であることが予想されます。 一部ではストップ高を期待する声もありましたが、時価総額が大きいヤマダ電機ですので、決算発表翌日は、決算発表夜のPTSほどは株価は上昇しませんでした。

7月~8月上旬のヤマダ電機の株価の不調は、大塚家具の状況を懸念していてのものだったと思いますが、結果的には何も恐れる必要がなかったということですね。この機にヤマダ電機の収益セグメントを精緻に理解しておこうと思いました。